クスっと笑える みっちゃんと私の日常 1

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こんにちは、HANAVIです。



きっと皆さんもそうだと確信しておりますが、子どもの頃というのはどういうわけか

悪知恵が働き、しょうもないことばかり思い浮かぶものでした。

そういう私も小学生の頃はよく、しょうもない悪戯ばかり思いつき周りを困らせてばかり。

そして、そんなしょうもない悪戯の数々は、とある男性との悪戯合戦に発展いたしました。






これはまだ、私が小学生の時の話です。


学校が終わり下校中、私の近くに軽トラが停まりました。

車の中から男性が話しかけてきます。

こちらの男性は近所に住んでおられる和尚様。愛称は「みっちゃん」


「おう!乗ってくか?」

…怪しい絶対何か裏があるはず


なぜ、こんなにも疑っているかと申しますと、

実はこの和尚様、よく子供たちをからかって面白がっている

とっても、とっても質の悪い大人でした。



「乗るか乗らないかはっきりするだ!」

乗る!乗ります!お願いしまーす




みっちゃんの様子を疑いつつ、車の助手席の方へちかづきます。

そして車のドアを開けようとする寸前

ブーーーン

車が少し前進。5メートルほど。
 
 
「???」

「どうした、のらないのか?」



私は停車した車まで走ります。

ドアを開けようと手を伸ばした瞬間

ブーーン 

また少し前進。


がーははは、おーい、早く乗れって」

「………。」

どうやら、乗せる気はないようです。



私は車へ乗るのを諦めまして、みっちゃんに背を向け家路へつきます。



「乗んねぇのか??」

乗せる気がないのに何を言ってるんでしょう、みっちゃん。



「冗談だって乗ってけって」

…怪しい(¬_¬)



「待っててやるから早く乗れよ」

…ほんとに?(¬_¬)



「なんだぁ、その目は?」

疑いの目です。



ゆっくりゆっくり車に近づき、ドアを開けようと手を伸ばした瞬間

ブォーーーーーン

車が猛スピードで遠ざかっていきます。

あぶな‼足あぶねぇ、轢かれるかとおもった( ´Д`)=3 フゥ



がーはははは歩いてかえりたまー」



窓を開け、こちらに捨て台詞を吐きながら遠ざかっていきます。


な、なんか、悔しい…

薄々、気づいてたけど、なんか悔しい!


一瞬でも信じた私がバカでした。


なんでこんな和尚様が子供たちから好かれていたのでしょうか?

本当に謎です。もう一度言います

なんで好かれているのか本当に謎です。




さて、なにか良い仕返しはないか?と考えを巡らしながら

帰路につきます。

ゆっくりゆっくり歩いて角を曲がりますと、みっちゃんの車が停まっています。




「おっせぇなあ、なにしてたんだ?」

???

「ほら、早く乗れ!」



結局、なんだかんだ乗せてくれるみたいです、みっちゃん


後で何か手伝わされるんでしょうか…?






続く